ピジョンレッド（2014年生、母レッドアゲート）

ピジョンレッド（2014年5月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ルビーのうち、最高の赤とされるピジョンブラッドより＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングズベスト（当時17歳）と交配したレッドアゲートが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）小島牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方2戦2勝。主な勝ち鞍は2017年の3歳。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2017年）

2月4日、デビュー戦は木幡巧也騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は400kg。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

5月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

6月10日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい12着に終わった。

7月8日、中3週で迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

8月19日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は藤田菜七子騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、6着を確保した。

9月17日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中山芝2500m 雨/稍重）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

10月26日、中5週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた7戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るホッコーペネロープを目の覚めるような末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

11月13日、中2週で迎えた8戦目は、3歳C9（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のサウスクイーンを半馬身振り切って2勝目を獲得した。

12月28日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた9戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

4歳（2018年）

7月21日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた10戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい10着に終わった。

9月2日、中5週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。