ブラックヘブン（2011年生、母トロピカルシルキー）

ブラックヘブン（2011年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「黒＋天国」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のパイロ（当時6歳）と交配したトロピカルシルキーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）オリエント牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方11戦2勝2着1回。2013年のハイセイコー記念(S2)に勝利した他、2014年のオパールカップ(地方重賞)で2着に入る活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

鷹見浩厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2013年）

8月16日、デビュー戦は有年淳騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月16日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカリントチャンに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月16日、中3週で迎えた3戦目は、2歳S2のハイセイコー記念（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で有年淳騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のドラゴンエアルに1馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

12月18日、中8週で迎えた4戦目は、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で有年淳騎手（3戦2勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

3歳（2014年）

1月15日、中3週で迎えた5戦目は、3歳S3のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で有年淳騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

3月9日、中7週で迎えた6戦目は、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は6戦連続で有年淳騎手（5戦2勝）。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

4月23日、中5週で迎えた7戦目は、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で有年淳騎手（6戦2勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

6月4日、中5週で迎えた8戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で有年淳騎手（7戦2勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

7月13日、中5週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞のオパールカップ（盛岡芝1700m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で有年淳騎手（8戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったライズラインに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月13日、中3週で迎えた10戦目は、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で有年淳騎手（9戦2勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

9月16日、中4週で迎えた11戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、デイリースポーツ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入った。

9月28日、中1週で迎えた12戦目は、地方重賞のOROカップ（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。