プレシャスピクセル（2003年生、母Fancy ‘n Fabulous）

プレシャスピクセル（2003年3月5日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。馬名の意味は「貴重な画」。毛色は鹿毛。種牡馬のPleasant Tap（当時16歳）と交配したFancy 'n Fabulousが13歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地38戦3勝2着2回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

7月24日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は470kg。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

10月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた3戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

3歳（2006年）

1月28日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

3月12日、中3週で迎えた6戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

4月15日、中2週で迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

6月25日、中9週で迎えた9戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 雨/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず11着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた10戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

8月20日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。17頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に敗れた。

9月18日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート2300m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のゴールデンロックスに3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月9日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から6kg絞って迎えた14戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた15戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

4歳（2007年）

1月20日、中3週で迎えた16戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったマルブツクロスに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

3月11日、中4週で迎えた18戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のグルメスペシャルに2馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

4月1日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の明石特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

6月3日、中8週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の木曽川特別（中京芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤哲三騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

6月23日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下の城崎特別（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

10月21日、約4か月の休養明けで迎えた22戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るワインアドバイザーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて休養明け初戦を物にした。

11月23日、中4週で迎えた23戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の赤富士特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

12月9日、中1週で迎えた24戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

5歳（2008年）

1月6日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったタマモグレアーに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

1月19日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の成田特別（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に敗れた。

3月15日、中7週で迎えた27戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鎌ケ谷特別（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

5月3日、中6週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下のテレビ埼玉杯（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

6月29日、中5週で迎えた30戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の鷹取特別（阪神ダート2000m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

7月13日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上1000万下の加古川特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

9月15日、中8週で迎えた32戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鳥取特別（阪神ダート2000m 小雨/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着に入り込んだ。

9月27日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上1000万下の西脇特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

10月11日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

11月16日、中4週で迎えた35戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた36戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北國新聞杯（京都ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤哲三騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

6歳（2009年）

3月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた37戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

4月25日、中4週で迎えた38戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 雨）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた39戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた40戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。