コイクレナイ（2006年生、母ワイルドリリー）

コイクレナイ（2006年4月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「濃紅」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時12歳）と交配したワイルドリリーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）グリーンヒルスタッド。戦績は、中央平地13戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

11歳のとき、ディアレストクラブから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、築紫洋によって108万円で落札された。

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

9月15日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は466kg。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったリキサンシンオーに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

12月20日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

3歳（2009年）

1月17日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のマイネプリンセスを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

3月22日、中8週で迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

4月19日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

9月21日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は木幡初広騎手（2戦1勝）。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着を確保した。

10月10日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

10月24日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のヴンダーゾンネをクビ差振り切って優勝

11月15日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の須賀川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

4歳（2010年）

7月25日、約8か月半の休養明けで迎えた10戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい16着に終わった。

5歳（2011年）

2月5日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

5月8日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

6月19日、中5週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（4戦2勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。