アパッシメント（2022年生、母キャレモンショコラ）

アパッシメント（2022年2月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「半分乾燥した状態のブドウから造るワインの製造方法」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時14歳）と交配したキャレモンショコラが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2024年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、金子真人ホールディングスによって1億780万円で落札された。

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

12月15日、デビュー戦は佐々木大輔騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったホーリーブラッサムに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月28日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で佐々木大輔騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のリクエイに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2025年）

2月8日、中5週で迎えた3戦目は、R.R.キング騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のモカラマーズを3/4馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

3月16日、中4週で迎えた4戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1400m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

7月27日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上2勝クラスの出雲崎特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上はR.R.キング騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

9月28日、中8週で迎えた6戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に敗れた。