トーセンファイナル（2001年生、母ペイパーレイン）

トーセンファイナル（2001年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋最後の」。毛色は青鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時15歳）と交配したペイパーレインが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地13戦1勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

3月7日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 雪/良）に出走。馬体重は484kg。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず3着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた2戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた3戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルマグナートをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

6月5日、中7週で迎えた4戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の白藤賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

7月10日、中4週で迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の和田岬特別（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝1800m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

8月8日、連闘で迎えた7戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のタイランドカップ（小倉芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、4着に終わった。

9月12日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

10月13日、中3週で迎えた9戦目は、白菊特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は小牧太騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

11月6日、中2週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた10戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

12月5日、中3週で迎えた11戦目は、G.ボス騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

4歳（2005年）

1月23日、中6週で迎えた12戦目は、A.スボリッチ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

2月19日、中3週で迎えた13戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2000m 曇/重）に出走。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、3着に入った。

3月19日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の金山特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。