ウインアルエット（2009年生、母ラークホイッスル）

ウインアルエット（2009年1月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ひばり（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時16歳）と交配したラークホイッスルが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地18戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

4歳のとき、社台コーポレーション白老ファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、桑田牧場によって861万円で落札された。

ウインレーシングクラブにて総額1,400万円（3.5万×400口）で一口馬主が募集された。

荒川義之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

11月12日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。18頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

11月19日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

3歳（2012年）

3月3日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は川島信二騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったシルクシンフォニーに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

4月14日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったトーブプリンセスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月29日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（5戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた8戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。端に立つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

7月29日、中7週で迎えた10戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のアッパレオリュウに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月11日、中1週で迎えた11戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に49kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

9月8日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

12月8日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は川島信二騎手（6戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

4歳（2013年）

1月12日、中2週で迎えた16戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不屈の気力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のメテオーリカをハナ差振り切って制した。

1月19日、連闘で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

6月15日、約5か月の休み明けで迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は川島信二騎手（7戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。競走中止となった。