ニジイロノクジラ（1995年生、母マリーンパレス）

ニジイロノクジラ（1995年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルシヤダイ（当時16歳）と交配したマリーンパレスが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）習志野牧場。戦績は、中央平地21戦1勝、地方6戦3勝。主な勝ち鞍は1998年の4歳新馬。

経歴

デビュー前

YGGオーナーズクラブにてで一口馬主が募集された。

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

1月31日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルチャンを目の覚めるような末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

3月1日、中3週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた3戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず3着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月13日、約5か月半の休養明けで迎えた5戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた6戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の布引特別（阪神芝2500m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

10月28日、中3週で迎えた7戦目は、名古屋チャレンジカップヴァルカン賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のヨドノショウリに半馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

4歳（1999年）

4月10日、約5か月半の休み明けで迎えた8戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（3戦2勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下の鴨川特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（4戦2勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下のタイランドカップ（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の天白川特別（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。

7月17日、中5週で迎えた12戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

8月21日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、宇田登志夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宇田登志夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

9月18日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた16戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

11月28日、中3週で迎えた18戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

5歳（2000年）

1月6日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

12月3日、約11か月の休養明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた21戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた22戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

6歳（2001年）

2月4日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、立駿特別（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったベルモントアトムにねじ伏せられて1馬身1/4差の1着久々に勝ち星を挙げた。

3月13日、中4週で迎えた24戦目は、’01フレンドリーサドル特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月23日、約8か月半の休み明けで迎えた25戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマエノハヤヒデを3/4馬身振り切って休養明けの一戦を制した。

12月18日、中3週で迎えた26戦目は、’01フェイスフルレイン特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

7歳（2002年）

12月17日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた27戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。