コンサートピッチ（2000年生、母リクエストナンバー）
Concert Pitch
2000.03.16
コンサートピッチ（2000年3月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「演奏会用標準音」。毛色は栗毛。種牡馬のシャンハイ（当時11歳）と交配したリクエストナンバーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は富岡 廣光。戦績は、中央平地27戦3勝。主な勝ち鞍は2005年の4歳以上500万下。
経歴
デビュー前
ユニオンオーナーズクラブにて総額1,785万円（8.93万×200口）で一口馬主が募集された。
増沢末夫厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2002年）
6月22日、デビュー戦は増沢由貴子騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は446kg。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。
7月6日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢由貴子騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。
11月16日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のスプリングボードに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。
11月23日、連闘で迎えた4戦目は、2歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は増沢由貴子騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。
12月7日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢由貴子騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。
3歳（2003年）
5月31日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた6戦目は、3歳500万下（東京ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢由貴子騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に敗れた。
9月27日、約4か月の休養明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた7戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。
10月5日、連闘で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。
10月26日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は増沢由貴子騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く粘り込んで、最後は2着のエルゼントジークに3馬身半の差をつけて勝利をモノにする
11月15日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の阿武隈特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢由貴子騎手（6戦1勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。
4歳（2004年）
6月26日、約7か月半の休養明けで迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で増沢由貴子騎手（7戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。
7月24日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で増沢由貴子騎手（8戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。
8月7日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で増沢由貴子騎手（9戦1勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。
8月29日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で増沢由貴子騎手（10戦1勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入った。
9月18日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で増沢由貴子騎手（11戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。
9月26日、連闘で迎えた16戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい11着に敗れた。
10月23日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は増沢由貴子騎手（12戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に敗れた。
5歳（2005年）
2月6日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。
3月5日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロードブリットに7馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。
3月13日、連闘で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は増沢由貴子騎手（13戦1勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。
3月27日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の伊勢特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢由貴子騎手（14戦1勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。
7月31日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の塩沢特別（新潟ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で増沢由貴子騎手（15戦1勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。
8月20日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の瀬波特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で増沢由貴子騎手（16戦1勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。
9月4日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の両津湾特別（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で増沢由貴子騎手（17戦1勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。
9月18日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の江戸川特別（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で増沢由貴子騎手（18戦1勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して3番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。
10月9日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西湖特別（東京ダート1400m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で増沢由貴子騎手（19戦1勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。
10月29日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の福島放送賞（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦1勝）。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。