アイビークイン（1995年生、母ハーデイトウショウ）

アイビークイン（1995年5月18日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアイネスフウジン（当時8歳）と交配したハーデイトウショウが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）丸村村下ファーム。戦績は、中央平地33戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1998年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

佐藤全弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1997年）

8月9日、デビュー戦は高山太郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。18頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

8月16日、連闘で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1000m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で高山太郎騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高山太郎騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた6戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1700m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は高山太郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（6戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

3歳（1998年）

1月6日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（7戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

1月18日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で高山太郎騎手（8戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

2月21日、中4週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高山太郎騎手（9戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

4月4日、中5週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で高山太郎騎手（10戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい8着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で高山太郎騎手（11戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた15戦目は、4歳未勝利（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で高山太郎騎手（12戦0勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

6月20日、中4週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で高山太郎騎手（13戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた17戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で高山太郎騎手（14戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、シルバーブリゲイドに交わされて5馬身差の2着となった。

7月18日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は11戦連続で高山太郎騎手（15戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた19戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で高山太郎騎手（16戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

8月30日、中3週で迎えた20戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で高山太郎騎手（17戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったグレートバッハに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月19日、中2週で迎えた21戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で高山太郎騎手（18戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で高山太郎騎手（19戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月18日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は16戦連続で高山太郎騎手（20戦0勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のスプリングルピナスに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月7日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた24戦目は、4歳以上500万下の原町特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で高山太郎騎手（21戦1勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた25戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（22戦1勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

4歳（1999年）

4月24日、約4か月半の休養明けで迎えた27戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい16着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた28戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（23戦1勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

5月15日、連闘で迎えた29戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（24戦1勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた30戦目は、5歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（25戦1勝）。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた31戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高山太郎騎手（26戦1勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の闘志でゴールまで頑張り、4着を確保した。

6月26日、中1週で迎えた32戦目は、5歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高山太郎騎手（27戦1勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて16着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた33戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は水野貴広騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。