ユニコーンバローズ（2011年生、母カーメリタ）

ユニコーンバローズ（2011年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「一角獣＋冠名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時13歳）と交配したカーメリタが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）パカパカファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方5戦5勝。主な勝ち鞍は2015年の一般C2四五六。

経歴

デビュー前

武田博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

9月15日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。馬体重は488kg。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に終わった。

3歳（2014年）

8月17日、約11か月の休み明けで迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた3戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

10月4日、中4週で迎えた4戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

4歳（2015年）

4月7日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた5戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C3九十十一（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、途轍もない末脚を炸裂させて、最後は2着のサクラカレンに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月24日、中1週で迎えた6戦目は、一般C3二三（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るゲンキングを圧倒的な末脚で半馬身差し切って下馬評通りの実力を証明した。

5月21日、中3週で迎えた7戦目は、一般C2十四十五（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のキョウワドリームに1馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

6月23日、中4週で迎えた8戦目は、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るウルフカットを強烈な末脚で3/4馬身差し切って破竹の4連勝を決めた。

7月27日、中4週で迎えた9戦目は、一般C2四五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のレゲエパンチをクビ差振り切って怒涛の5連勝を決めた。