コスモバレット（2001年生、母Queen of Ballet）

コスモバレット（2001年8月28日）は、ニュージーランドで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋髪留め」。毛色は鹿毛。種牡馬のGold Brose（当時11歳）と交配したQueen of Balletが17歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地5戦0勝、地方15戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の文京区特別(一般C1二)。

経歴

デビュー前

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

5月8日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

8月15日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

9月11日、中3週で迎えた3戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

9月26日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩崎祐己騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月2日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩崎祐己騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

11月12日、中5週で迎えた6戦目は、宮崎乾司騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るロイヤルスティールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月6日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎乾司騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、ウインライジングにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月29日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦のプリムラ特別（大井ダート1600m 内回り雪/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎乾司騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマイネルケルンをクビ差振り切って雪中の一戦を制した。

4歳（2005年）

1月18日、中2週で迎えた9戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

6月28日、約5か月半の休養明けで迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のロワヴァンに2馬身半の差をつけて久々の実戦を物にした。

7月12日、中1週で迎えた11戦目は、一般C1七（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るコーネルヤングを上がり3位タイの末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて4勝目をゲットした。

8月15日、中4週で迎えた12戦目は、文京区特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のトロットテイオーをクビ差振り切って優勝

8月28日、中1週で迎えた13戦目は、野馬追賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったホクトゴッテスを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

9月12日、中1週で迎えた14戦目は、リエンダ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月29日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、フロイデ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に敗れた。

5歳（2006年）

1月17日、中2週で迎えた16戦目は、ジャニュアリー賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた17戦目は、エレガント賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鷹見浩騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

3月1日、中3週で迎えた18戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、花月賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

6月29日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般B3四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた20戦目は、夕凪特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。