ティープリーズ（2012年生、母イエスプリーズ）

ティープリーズ（2012年4月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「お茶をお願いします」。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディミツオー（当時11歳）と交配したイエスプリーズが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）沖田牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方15戦5勝2着3回。2014年のジュニアキングに勝利した他、2014年のジュニアクラウンを制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

若松平厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2014年）

6月26日、デビュー戦は佐々木国明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は516kg。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったミラクルフラワーに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

7月9日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 雨/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るコルセアをクビ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。

8月5日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ4（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で亀井洋司騎手（1戦1勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

8月28日、中2週で迎えた4戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの秋風ジュニア（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のカツゲキグロリアをクビ差振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

9月18日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳地方重賞の園田プリンセスカップ（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したトーコーヴィーナスに3/4馬身届かず2着となった。

9月26日、連闘で迎えた6戦目は、2歳戦のシャコー5笠松でHOWEVER（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のユメハオオキクに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月15日、中2週で迎えた7戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、2歳S3の鎌倉記念（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた8戦目は、横川怜央騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのジュニアクラウン（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のユーセイシリウスに2馬身の差をつけて制した。

11月11日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のラブミーチャン記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横川怜央騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のプリンセスカップ（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた11戦目は、2歳オープンのジュニアキング（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のワールドウェーブをアタマ差振り切って5勝目を収める

12月30日、中2週で迎えた12戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したマルヨバナーヌを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3歳（2015年）

1月14日、中1週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の新春ペガサスカップ（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は尾島徹騎手（5戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

1月22日、連闘で馬体重を前走から16kg減らして迎えた14戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の園田クイーンセレクション（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

2月7日、中1週で迎えた15戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

12月31日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた16戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、カウントダウン2016賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい15着に終わった。