キュベリン（2020年生、母キュリオスティー）

キュベリン（2020年3月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ギリシャ神話の大地母神キュベレーより」。毛色は鹿毛。種牡馬のノヴェリスト（当時11歳）と交配したキュリオスティーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、矢野牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって330万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、武田浩典によって935万円で落札された。

嘉藤貴行厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

9月4日、デビュー戦は杉原誠人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。17頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

12月25日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で杉原誠人騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

3歳（2023年）

2月11日、中6週で迎えた4戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

4月23日、中9週で迎えた5戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のネオアリシアをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

8月26日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

10月22日、中7週で迎えた7戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

10月28日、連闘で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。最後は、勝ったテンジュインから1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2024年）

1月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田菜七子騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

5月4日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田菜七子騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月7日、中8週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの織姫賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田菜七子騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着を確保した。

7月14日、連闘で迎えた12戦目は、石田拓郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

11月3日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの土湯温泉特別（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい14着に終わった。

11月10日、連闘で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は石田拓郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい9着に終わった。