フィオレーラ（2001年生、母ヤングアピール）

フィオレーラ（2001年4月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「イタリアの人名（ｆｉｏｒｅ『花』の意）」。毛色は栗毛。種牡馬のジェニュイン（当時9歳）と交配したヤングアピールが19歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は谷山和喜。戦績は、中央平地9戦0勝、地方43戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上C2 22。

経歴

デビュー前

1歳のとき、谷山和喜から「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

二本柳俊一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

11月8日、デビュー戦は加藤士津八騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は430kg。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

3歳（2004年）

4月3日、約5か月の休み明けで迎えた2戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、5着に入り込んだ。

4月25日、中2週で迎えた3戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

7月18日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（3戦0勝）。18頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず14着に終わった。

9月4日、中6週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月18日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

11月26日、中9週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた10戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

4歳（2005年）

3月9日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、一般C10（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた12戦目は、一般C12（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西村栄喜騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月7日、中6週で迎えた13戦目は、一般C13（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西村栄喜騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた14戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、一般C12（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のジュンノチケットに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月21日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた15戦目は、一般C11（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は西村栄喜騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月26日、中4週で迎えた16戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、一般C9（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

9月27日、中8週で迎えた17戦目は、一般C15（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は西村栄喜騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のポテンシャルをハナ差制して勝利を手中に収めた。

10月19日、中2週で迎えた18戦目は、一般C10（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村栄喜騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったドリームカムトゥから1馬身半差の2着に敗北した。

11月16日、中3週で迎えた19戦目は、一般C10（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西村栄喜騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた20戦目は、林卓磨騎手を鞍上に迎えて、一般C12（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のスカーレットクインに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月7日、連闘で迎えた21戦目は、一般C9（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は西村栄喜騎手（7戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた22戦目は、一般C15（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村栄喜騎手（8戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5歳（2006年）

2月7日、中4週で迎えた23戦目は、一般C25（荒尾ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は岩永千明騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月15日、連闘で迎えた24戦目は、一般C25（荒尾ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は西村栄喜騎手（9戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のモエロに1馬身半の差をつけて4勝目を手にした。

3月7日、中2週で迎えた25戦目は、一般C15（荒尾ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は岩永千明騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のボンバーフォンテンをハナ差制して5勝目をつかんだ。

5月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、一般C11（荒尾ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩永千明騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月23日、約3か月の休養明けで迎えた27戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、サクラプレジデント賞（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた28戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、ふらのにんじん特別（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた29戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、「水と緑と大地」特別（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた30戦目は、アルキオネ特別（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた31戦目は、Aiba函館港町一周年特別（札幌(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は小国博行騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた32戦目は、きたあかり特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小嶋久輝騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

11月8日、連闘で迎えた33戦目は、厚別特別（札幌(地)ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

6歳（2007年）

4月19日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた34戦目は、一般D1-1（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は小国博行騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた35戦目は、一般D1-1（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた36戦目は、一般D1-2（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月31日、連闘で迎えた37戦目は、フェクダ特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小嶋久輝騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた38戦目は、一般D1-1（旭川ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は小国博行騎手（5戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた39戦目は、一般D1-1（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（6戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた40戦目は、一般D1-1（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は小嶋久輝騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた41戦目は、一般D1-1（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は小国博行騎手（7戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた42戦目は、一般D1-1（旭川ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（8戦0勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に敗れた。

9月4日、中3週で迎えた43戦目は、一般D1-1（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は小嶋久輝騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた44戦目は、一般D1-1（旭川ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は小国博行騎手（9戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

10月4日、中1週で迎えた45戦目は、ヴァルペキュラ特別（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は小嶋久輝騎手（7戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた46戦目は、アポイ山荘特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小国博行騎手（10戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた47戦目は、オーガニック北海道特別（札幌(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（11戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

7歳（2008年）

1月3日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた48戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 23（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオールザパールを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

1月13日、中0週で迎えた49戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 22（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシルキーリゾートを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って断然人気に応えた。

1月20日、連闘で迎えた50戦目は、4歳以上C2 27（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したストロングハリケンを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月2日、中1週で迎えた51戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた52戦目は、4歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は下條知之騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。競走中止となった。