ラインミッシェル（2009年生、母クラッシーシャーロット）

ラインミッシェル（2009年3月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋女優ミッシェル・ロドリゲスより」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時6歳）と交配したクラッシーシャーロットが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は上村清志。戦績は、中央平地9戦0勝、中央障害13戦0勝2着2回、地方4戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、上村清志から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、大澤繁昌によって1,312.5万円で落札された。

松永昌博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

7月31日、デビュー戦は長谷川浩大騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

11月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で長谷川浩大騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

12月11日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた4戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

3歳（2012年）

4月28日、約4か月半の休み明けで迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（3戦0勝）。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（4戦0勝）。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

7月14日、中8週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

8月24日、中5週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったイーグルストーンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月7日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の権兵衛カスP最弱勝負師杯土古編（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のギルデッドフレームに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月20日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメロンに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月1日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

4歳（2013年）

1月12日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

3月30日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。11着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた16戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月15日、中4週で迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で大江原圭騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

7月13日、中3週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で大江原圭騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったウマテックから4馬身差の2着となった。

8月10日、中3週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大江原圭騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月7日、中3週で迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で大江原圭騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったトーセンプラチナから9馬身差の2着に敗北した。

10月5日、中3週で迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は6戦連続で大江原圭騎手（5戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は7戦連続で大江原圭騎手（6戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5歳（2014年）

2月24日、約4か月の休み明けで迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は原田和真騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月22日、中3週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は大江原圭騎手（7戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月3日、中3週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大江原圭騎手（8戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。