ミチシルベ（2009年生、母アンプルカット）

ミチシルベ（2009年1月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「道標」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイムパラドックス（当時11歳）と交配したアンプルカットが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地21戦2勝、地方21戦0勝2着1回。2014年の大淀川賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

3月10日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は440kg。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウイザヨイを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月29日、中4週で迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

8月19日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は北村友一騎手（1戦1勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

9月15日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のアイスメアーに1馬身の差をつけて制した。

10月13日、中3週で迎えた7戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

11月11日、中3週で迎えた8戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のドンカスターカップ（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

12月9日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

4歳（2013年）

6月22日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた10戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に敗れた。

8月11日、中6週で迎えた11戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

12月8日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

5歳（2014年）

1月12日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた15戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

2月22日、連闘で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた17戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

6月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は井上敏樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

6月22日、連闘で迎えた20戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は井上敏樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

8月24日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた22戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、プロミネントカップ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた23戦目は、地方重賞の大淀川賞（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマイネルハートレーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

9月21日、中1週で迎えた24戦目は、11月3日JBC盛岡開催記念（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で長田進仁騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた25戦目は、地方重賞の五ケ瀬川賞（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で長田進仁騎手（3戦0勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた26戦目は、シャングリラカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で長田進仁騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた27戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の韓国岳賞（佐賀ダート1800m 雨/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた28戦目は、地方重賞の周防灘賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は長田進仁騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた29戦目は、初霜賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（6戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた30戦目は、ホークス杯（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で長田進仁騎手（7戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6歳（2015年）

1月12日、中1週で迎えた31戦目は、有明海特別（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で長田進仁騎手（8戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた32戦目は、節分賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で長田進仁騎手（9戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上A2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で長田進仁騎手（10戦0勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた34戦目は、ブリリアントカップ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で長田進仁騎手（11戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた35戦目は、ファンタスティックカップ（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で長田進仁騎手（12戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

4月19日、中3週で迎えた36戦目は、3歳以上A2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で長田進仁騎手（13戦0勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた37戦目は、3歳以上A2（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で長田進仁騎手（14戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた38戦目は、3歳以上A2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で長田進仁騎手（15戦0勝）。5頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず3着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた39戦目は、3歳以上A2（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は12戦連続で長田進仁騎手（16戦0勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた40戦目は、3歳以上A2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で長田進仁騎手（17戦0勝）。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず3着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた41戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、朝日山特別（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた42戦目は、大船山特別（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。