ナムラスマイル（2011年生、母ソアリングピアス）

ナムラスマイル（2011年3月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ほほえみ」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時22歳）と交配したソアリングピアスが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は漆原哲雄。戦績は、中央平地5戦0勝、地方17戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の小西健一・勝田宏美結婚記念。

経歴

デビュー前

浜田多実雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

9月17日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

9月28日、中1週で迎えた2戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では余力が残っておらず17着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

3歳（2014年）

5月31日、約7か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず15着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた5戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

7月24日、中3週で迎えた6戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスカラベに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月21日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマトリックスに6馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

9月3日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の小西健一・勝田宏美結婚記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のケイウンヘブンズに1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4歳（2015年）

1月3日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に敗れた。

1月29日、中3週で迎えた11戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

3月5日、中4週で迎えた12戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C3五六七（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

4月1日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、一般C3六七（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月6日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた14戦目は、一般C3四五ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

5月15日、連闘で迎えた15戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた16戦目は、ダッシュ賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったイヴェールダイヤに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月3日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2十三十四（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

7月25日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた18戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の朝顔賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

8月19日、中3週で迎えた19戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七八（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定戦のコスモス賞（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では出色の末脚を披露したが、3着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた21戦目は、一般C3三（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

10月22日、中3週で迎えた22戦目は、秋風賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（6戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。