マリアッチ（2002年生、母ジョイラックノート）

マリアッチ（2002年5月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「メキシコ野外ダンス楽団」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時22歳）と交配したジョイラックノートが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は谷口牧場。戦績は、中央平地15戦1勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

岩元市三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

7月17日、デビュー戦は高野容輔騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。15頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高野容輔騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高野容輔騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

9月11日、中3週で迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

9月20日、連闘で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、3着を確保した。

10月24日、中1週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（4戦0勝）。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって13着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた9戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田竜二騎手（5戦0勝）。17頭立ての11番人気で大外17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

3歳（2005年）

4月30日、約5か月の休み明けで迎えた10戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で和田竜二騎手（6戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた11戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

6月19日、中3週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（7戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

7月16日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた13戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（8戦0勝）。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。端に立ち、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のユニバーサルピースに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月23日、連闘で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（9戦1勝）。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて17着に敗れた。

4歳（2006年）

1月28日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では見せ場なく17着に終わった。