ポッシブル（1996年生、母サクラハゴロモ）

ポッシブル（1996年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時10歳）と交配したサクラハゴロモが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地27戦3勝2着1回、中央障害3戦0勝。主な勝ち鞍は2000年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

1月5日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったドラゴンブライアンにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

1月17日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

6月26日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は河内洋騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた6戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1800m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るゴージャスアイを別次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月22日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のダイカツタイムを半馬身振り切って2勝目をマークした。

9月19日、中3週で迎えた8戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は河内洋騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

10月10日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の保津峡特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（5戦0勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

4歳（2000年）

3月18日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の須磨特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

4月1日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の明石特別（阪神芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

4月23日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下の紫野特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の稲村ヶ崎特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の三河特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（6戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の三宮特別（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（7戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

7月15日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（8戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のラブイズドリームをクビ差振り切って3勝目を獲得した。

8月12日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の玄海特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手（9戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の不知火特別（小倉芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で河内洋騎手（10戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

5歳（2001年）

4月28日、約8か月の休み明けで迎えた19戦目は、4歳以上900万下の鷹ケ峰特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で河内洋騎手（11戦1勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた20戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

6月17日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の三宮特別（阪神芝1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（4戦0勝）。17頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の三木特別（阪神芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

7月22日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の日南特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（6戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西部日刊スポーツ杯（小倉芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（7戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

9月2日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の不知火特別（小倉芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で渡辺薫彦騎手（8戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

6歳（2002年）

3月10日、約6か月半の休養明けで迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の丹波特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺薫彦騎手（9戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた27戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の明石特別（阪神芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

6月2日、中7週で迎えた28戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた29戦目は、常石勝義騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月14日、中2週で迎えた30戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は今村康成騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。7着に敗れた。