セイルアウェイ（2020年生、母ショウナンガッド）

セイルアウェイ（2020年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「出航」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープブリランテ（当時11歳）と交配したショウナンガッドが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は築紫洋。主な勝ち鞍は2023年の日高町家畜自衛防疫組合賞(一般C4-2)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、築紫洋から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

松山将樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

11月26日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は430kg。17頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

12月25日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず17着に終わった。

3歳（2023年）

1月28日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

3月18日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

5月7日、中6週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で大野拓弥騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず10着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大野拓弥騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

7月5日、中4週で迎えた7戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったクラキンカに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

7月18日、中1週で迎えた8戦目は、新冠湖賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた9戦目は、日高町家畜自衛防疫組合賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のエーヴベリーに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月13日、中5週で迎えた10戦目は、3歳以上C32 C41（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

10月12日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上C32 C41（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岩橋勇二騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月1日、中2週で迎えた12戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C22 C31（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

4歳（2024年）

3月13日、約4か月半の休み明けで迎えた13戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、南魚沼馬券王以上村祐輔優勝記念（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた14戦目は、一般C14（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた15戦目は、一般C15（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

4月23日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったドリームラッシュに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。