ウインロザリー（2008年生、母ウエストローズ）

ウインロザリー（2008年4月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋バラ園」。毛色は青毛。種牡馬のハーツクライ（当時7歳）と交配したウエストローズが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村上欽哉牧場。戦績は、中央平地12戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、村上欽哉から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

ウインレーシングクラブにて総額1,200万円（3万×400口）で一口馬主が募集された。

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

1月9日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は450kg。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

5月29日、約4か月半の休み明けで迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 雨/不良）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

6月11日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

8月14日、中8週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のグランプラスに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

11月13日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の女池特別（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、6着に入り込んだ。

4歳（2012年）

1月22日、中9週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、伸びてきたミッキーレモン決め手に屈してクビ差の2着となった。

2月4日、中1週で迎えた7戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって13着に敗れた。

4月8日、中8週で迎えた8戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

10月20日、約6か月半の休み明けで迎えた9戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の寺泊特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

5歳（2013年）

1月19日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを16番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したウイングザムーンに半馬身届かず2着となった。

2月3日、中1週で迎えた11戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したカディーシャにハナ差届かず2着に惜敗した。

3月23日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の豊橋特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。競走中止となった。