ティズグロリアス（2019年生、母ティズトレメンダス）

ティズグロリアス（2019年5月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母名の一部+輝かしい、華麗な。名前のような活躍を願って」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時17歳）と交配したティズトレメンダスが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。主な勝ち鞍は2021年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、岡田スタッドから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、ノーザンファームによって7,040万円で落札された。

キャロットクラブにて総額6,400万円（16万×400口）で一口馬主が募集された。

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

10月31日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 小雨/良）に出走。馬体重は414kg。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のサトノレギオンをハナ差振り切って初白星を挙げた。

3歳（2022年）

3月21日、約4か月半の休み明けで迎えた2戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

5月21日、中8週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳1勝クラスのカーネーションカップ（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

9月17日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山芝2500m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月18日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、H.H.ドイル騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

4歳（2023年）

4月9日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、4着に入った。

5月6日、中3週で迎えた7戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの荒川峡特別（新潟芝2200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

7月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

10月28日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの萬代橋特別（新潟芝2400m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

5歳（2024年）

1月27日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの足立山特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。