ミッキーマスカット（2008年生、母サファイヤコースト）

ミッキーマスカット（2008年1月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋果物名」。毛色は鹿毛。種牡馬のスニッツェル（当時6歳）と交配したサファイヤコーストが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地13戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の黄菊賞(500万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、野田みづきによって2,205万円で落札された。

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

9月5日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は558kg。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

9月25日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエアギベオンを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

10月16日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた3戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、2歳G2のデイリー杯2歳ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

11月14日、中3週で迎えた4戦目は、2歳500万下の黄菊賞（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のリベルタスを3/4馬身振り切って2勝目をマークした。

4歳（2012年）

3月17日、約16か月半の休み明けで迎えた5戦目は、4歳以上1000万下の淡路特別（阪神芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は小牧太騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の白鷺特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

5月6日、中3週で迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の白川特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下の鴨川特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

6月24日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したシゲルササグリにアタマ差届かず2着に甘んじた。

7月14日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の渥美特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5歳（2013年）

1月19日、約6か月半の休み明けで迎えた11戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の寒狭川特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシャドウバンガードにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月10日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の唐戸特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。