テンザンエンゼル（2002年生、母ミントエンジェル）

テンザンエンゼル（2002年4月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋天使（母名より）」。毛色は栗毛。種牡馬のパントレセレブル（当時8歳）と交配したミントエンジェルが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方11戦1勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上B2。

経歴

デビュー前

当歳のとき、日高大洋牧場から「北海道7月当歳市場サラブレッド当歳」に上場され、平野三郎によって525万円で落札された。

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

8月21日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は408kg。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、スズカグレイスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月12日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

10月9日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

3歳（2005年）

1月30日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

3月12日、中5週で迎えた5戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

3月20日、連闘で迎えた6戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

5月1日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の鯱の門特別（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた8戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

7月10日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で北村欣也騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた11戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月16日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は北村欣也騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るコスモバーリンを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

8月28日、中1週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞のロータスクラウン賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（4戦1勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

9月23日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で北村欣也騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

10月23日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は北村欣也騎手（6戦1勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（7戦1勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に終わった。