マイネルアバランチ（1998年生、母ダイアモンドエリナ）

マイネルアバランチ（1998年5月17日）は、日本の競走馬。毛色は芦毛。種牡馬のタマモクロス（当時14歳）と交配したダイアモンドエリナが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）増本牧場。戦績は、中央平地22戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2001年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,600万円（16万×100口）で一口馬主が募集された。

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

9月9日、デビュー戦は大西直宏騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた2戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/重）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた3戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/重）に出走。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた4戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた5戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、6着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた6戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に敗れた。

3歳（2001年）

1月6日、中3週で迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

2月3日、中3週で迎えた8戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

2月10日、連闘で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

2月17日、連闘で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

7月7日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた11戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大西直宏騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月22日、中1週で迎えた12戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（5戦0勝）。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、6着に終わった。

9月16日、中3週で迎えた15戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大西直宏騎手（6戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたブルーボックスボウ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

9月30日、中1週で迎えた16戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大西直宏騎手（7戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のダスクティルドーンを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2002年）

4月20日、約6か月半の休み明けで迎えた17戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた19戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず13着に終わった。

5歳（2003年）

4月20日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた20戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた21戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の中ノ岳特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた22戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。