ウイスキータイム（2019年生、母バトルアンコール）

ウイスキータイム（2019年3月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「お酒の名称+時間。お酒の時」。毛色は鹿毛。種牡馬のエスポワールシチー（当時14歳）と交配したバトルアンコールが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は門別敏朗。2021年のサードニクス特別で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

川島洋人厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2021年）

6月3日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1100m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のヌーベルアージュに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月24日、中2週で迎えた2戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

7月27日、中4週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

8月25日、中3週で迎えた4戦目は、2歳オープンのサードニクス特別（門別ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず3着に終わった。

3歳（2022年）

4月13日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳オープンのひだかオープン（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

5月25日、中5週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた6戦目は、3歳戦の早苗月特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のディーズエンバシラに2馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

6月16日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた7戦目は、キンレンカ特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐冬樹騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、アルシオーネに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

7月13日、中3週で迎えた8戦目は、日本最北のはぼろバラ園特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で五十嵐冬樹騎手（6戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモリデンリバーに8馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

8月9日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、優駿の里安平町チーズ特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で五十嵐冬樹騎手（7戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったビービーキングにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

8月23日、中1週で迎えた10戦目は、JA日高胆振魂!農業応援!特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で五十嵐冬樹騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた11戦目は、江差追分全国大会特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

10月4日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、キンモクセイ特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（9戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

12月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は垂れてしまい14着に終わった。

4歳（2023年）

2月2日、中6週で迎えた14戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、ジャニュアリースター賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた15戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は野中悠太郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月25日、中1週で迎えた17戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

5月6日、中5週で迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、4着に入った。

6月24日、中6週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で野中悠太郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に敗れた。

9月9日、中7週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で野中悠太郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

10月8日、中3週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で野中悠太郎騎手（6戦0勝）。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したフミバレンタインにアタマ差届かず2着となった。

11月4日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で野中悠太郎騎手（7戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

12月16日、中5週で迎えた24戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き11着に終わった。

5歳（2024年）

1月28日、中5週で迎えた25戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

2月10日、中1週で迎えた26戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のナスノカンゲツを3/4馬身振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

3月9日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上2勝クラスの伊良湖特別（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（8戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

4月28日、中6週で迎えた28戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（9戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は勢いを失って15着に終わった。