ソーシャルメンバー（1989年生、母ロベルトズソシアル）

Social Member

1989.03.21

ソーシャルメンバー（1989年3月21日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のTopsider（当時15歳）と交配したロベルトズソシアルが8歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地12戦3勝。主な勝ち鞍は1993年のまりも特別(500万下)。

経歴

デビュー前

鶴留明雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

3月29日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は450kg。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るユキノジェンヌを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月11日、中1週で迎えた2戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、若干速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に敗れた。

5月16日、中4週で迎えた3戦目は、小谷内秀夫騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のわらび賞（新潟芝1600m 外回り 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

6月20日、中4週で迎えた4戦目は、4歳500万下（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は小島貞博騎手（1戦0勝）。17頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた5戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

12月20日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた6戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

4歳（1993年）

1月10日、中2週で迎えた7戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1200m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

4月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

5月16日、中4週で迎えた10戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不屈の闘争本能でしぶとく粘り込んで、最後は2着のブランドフブキをクビ差振り切って勝利をモノにする

6月19日、中4週で迎えた11戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の手稲山特別（札幌芝1500m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下のまりも特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のシルヴァーケットをクビ差振り切って優勝