ウィンナワルツ（2004年生、母ダンシングキイ）

ウィンナワルツ（2004年3月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「１９世紀のウィーンで流行した３拍子のワルツ」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時6歳）と交配したダンシングキイが22歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地8戦1勝。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

13歳のとき、社台ファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、MKアセットによって388.8万円で落札された。

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

12月9日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は412kg。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に敗れた。

3歳（2007年）

1月20日、中5週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のツルマルアイに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月25日、中8週で迎えた3戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

4月22日、中3週で迎えた4戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

5月20日、中3週で迎えた5戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では末脚がパッとせず17着に終わった。

7月15日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の尖閣湾特別（新潟芝1800m 外回り雨/重）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

8月26日、中5週で迎えた7戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の鳥屋野特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく12着に終わった。

9月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。17頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。