スリーテースト（1989年生、母レディーシラオキ）

スリーテースト（1989年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンテースト（当時18歳）と交配したレディーシラオキが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地7戦1勝、地方5戦4勝。主な勝ち鞍は1992年の4歳新馬。

経歴

デビュー前

小林稔厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

2月2日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るテツノディクタスを鬼脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月22日、中2週で迎えた2戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のくすのき賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

9月27日、約7か月半の休養明けで迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝2000m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

10月17日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、4歳以上500万下の桑折特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は内山正博騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

4歳（1993年）

11月28日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず13着に敗れた。

12月19日、連闘で迎えた7戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に敗れた。

5歳（1994年）

5月28日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた8戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、一般C5-2（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のエスエムタイセイをクビ差制して休養明けの一戦を制した。

6月11日、中1週で迎えた9戦目は、一般C4-4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江下英昭騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のウッドウエーブに1馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

7月11日、中3週で迎えた10戦目は、一般C4-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江下英昭騎手（2戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のオーバーザランに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月31日、中2週で迎えた11戦目は、C3-1（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で江下英昭騎手（3戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた12戦目は、C3-1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で江下英昭騎手（4戦3勝）。6頭立ての2番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のイチフジダンサーに1馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。