ローレルアイ（2000年生、母ミスメイバン）

ローレルアイ（2000年3月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋愛（内親王『愛子』さま誕生にちなんで）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時7歳）と交配したミスメイバンが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は青森県、生産者はワールドファーム。戦績は、中央平地16戦1勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ワールドファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、ワールドファームから「八戸10月市場サラブレッド1歳」に上場され、佐藤力治によって210万円で落札された。

ローレルクラブにて総額735万円（7.35万×100口）で一口馬主が募集された。

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

6月16日、デビュー戦は石神深一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は436kg。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

6月30日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（福島ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

7月20日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は石神深一騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

8月3日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたミエッパリ決め手に屈してクビ差の2着となった。

8月17日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月7日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3歳（2003年）

1月11日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のハヤツキラークを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

2月22日、中3週で迎えた10戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた11戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

4月5日、中2週で迎えた12戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のミモザ賞（中山芝2000m 雨/不良）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

4月27日、中2週で迎えた13戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

5月31日、中4週で迎えた14戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のガーベラ賞（東京芝1400m 雨/重）に出走。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた15戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の勿来特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

10月5日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。

4歳（2004年）

6月28日、約9か月の休養明けで迎えた17戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、エクセレント（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。12着に終わった。