ウインクルグラス（2002年生、母ポーサー）

ウインクルグラス（2002年5月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋グラス」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時7歳）と交配したポーサーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地17戦1勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、日高大洋牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、塚本能交によって1,291.5万円で落札された。17歳のとき、竹島幸治から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、出口牧場によって88万円で落札された。

田島良保厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

12月25日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい10着に終わった。

3歳（2005年）

3月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、小島太一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた3戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

5月8日、中4週で迎えた4戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた5戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、4着に入った。

6月26日、中2週で迎えた6戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く粘り続けて、最後は2着のシーズベネットをクビ差振り切って初白星を挙げた。

4歳（2006年）

1月8日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

2月12日、中4週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は上野翔騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず17着に終わった。

3月12日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

4月16日、中4週で迎えた10戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

6月24日、中6週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた13戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

7月23日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

8月5日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

9月3日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた16戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず11着に終わった。