デルマシリウス（2005年生、母フックアンドアイ）

デルマシリウス（2005年6月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋おおいぬ座のアルファ星」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のミラクルアドマイヤ（当時10歳）と交配したフックアンドアイが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はファニーヒルファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方4戦1勝。主な勝ち鞍は2008年のフォーチュネイトすみれ特別。

経歴

デビュー前

本郷一彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

7月15日、デビュー戦は高山太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。馬体重は468kg。18頭立ての17番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（1戦0勝）。17頭立ての17番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

9月2日、中4週で迎えた3戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。

3歳（2008年）

1月5日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

2月5日、中3週で迎えた5戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストサドル特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のフォーチュネイト水仙特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のフォーチュネイトパンジー特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のフォーチュネイトすみれ特別（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るリュークを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月20日、中3週で迎えた9戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。