アオイツービート（1990年生、母ハッピートウメイ）

アオイツービート（1990年4月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のハードツービート（当時21歳）と交配したハッピートウメイが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は浜本幸雄。戦績は、中央平地10戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1993年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

森安弘昭厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

2月27日、デビュー戦は森安輝正騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず12着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた2戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた3戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラブロマンスをクビ差だけ差し切って未勝利戦を制した。

5月8日、中4週で迎えた4戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

6月6日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

7月4日、中3週で迎えた6戦目は、4歳500万下（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したタヤスウエノにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月7日、中4週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のエビスハクラクに2馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

9月5日、中3週で迎えた8戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の佐渡ステークス（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は減速してしまい13着に終わった。

10月10日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、根本康広騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の錦秋特別（東京ダート1600m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

4歳（1994年）

7月16日、約9か月半の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上500万下の咲花特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（4戦1勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。