ユウキコマンダー（1988年生、母メモリートウショウ）

ユウキコマンダー（1988年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のダンサーズイメージ（当時23歳）と交配したメモリートウショウが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は寺島義典。戦績は、中央平地26戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1992年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

笹倉武久厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1991年）

1月6日、デビュー戦は原昌久騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原昌久騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

2月3日、中1週で迎えた3戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

3月23日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた7戦目は、谷中公一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

4月21日、中1週で迎えた8戦目は、柴崎勇騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、フレッシュサムに交わされて1馬身差の2着となった。

5月3日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴崎勇騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のジョーディアナに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月1日、中3週で迎えた10戦目は、4歳500万下（東京ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴崎勇騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

6月15日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、4歳500万下のクレマチス賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で柴崎勇騎手（3戦1勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

9月22日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で柴崎勇騎手（4戦1勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

9月28日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴崎勇騎手（5戦1勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

10月12日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下の高湯特別（福島ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で柴崎勇騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の原町特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で柴崎勇騎手（7戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

11月30日、中3週で迎えた16戦目は、高橋明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったカントリーアイに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

4歳（1992年）

1月5日、中4週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高橋明騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったサカエリボーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

1月18日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高橋明騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のカネツサプライズに1馬身1/4の差をつけて2勝目を収める

2月9日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の立春賞（東京芝2400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で高橋明騎手（3戦1勝）。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた20戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のポンポーワに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4月11日、中5週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の春風ステークス（中山ダート1800m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

4月26日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、丹沢ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴広騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

12月19日、約8か月の休養明けで迎えた23戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

5歳（1993年）

1月9日、中2週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

1月16日、連闘で迎えた25戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は谷中公一騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。