コメディアデラルテ（2002年生、母ロングオペラ）

コメディアデラルテ（2002年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「イタリア伝統喜劇」。毛色は鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時12歳）と交配したロングオペラが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）鳥井牧場。戦績は、中央平地6戦2勝2着2回。2005年の京都新聞杯(G2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,600万円（4万×400口）で一口馬主が募集された。

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

2月26日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は500kg。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったトーヨーヒリュウを半馬身捉え切れず2着となった。

3月13日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスナークシーザーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月26日、中1週で迎えた3戦目は、3歳G3の毎日杯（阪神芝2000m 曇/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着を確保した。

4月17日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下のはなみずき賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアドマイヤサンサンを3/4馬身振り切って断トツ人気に応えた。

5月7日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（4戦2勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したインティライミにハナ差届かず2着に惜敗した。

4歳（2006年）

6月17日、約13か月半の休み明けで迎えた6戦目は、3歳以上1000万下の樟葉特別（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で幸英明騎手（5戦2勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。