テンザンジョイ（2003年生、母ディアドータ）

テンザンジョイ（2003年3月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋喜び」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時8歳）と交配したディアドータが20歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高松牧場。戦績は、中央平地9戦2勝。主な勝ち鞍は2006年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

小林常泰厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

4月2日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を発揮し、3着に入った。

4月23日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のコアレスソニックに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

5月14日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下のゆきつばき賞（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた4戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1400m 曇/重）に出走。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

7月1日、中4週で迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた6戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月20日、中3週で迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の古町特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

9月24日、中4週で迎えた8戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。17頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

11月4日、中5週で迎えた9戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のドリームキセキをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。