クリノコブオー（2005年生、母クリノマチルダ）

クリノコブオー（2005年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋瘤＋王」。毛色は鹿毛。種牡馬のラムタラ（当時13歳）と交配したクリノマチルダが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）加藤ステーブル。戦績は、中央平地21戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

武田博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

11月17日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサクセスブロッケンに詰め切れず、約17馬身差の2着となった。

12月23日、中4週で迎えた2戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

3歳（2008年）

1月20日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

2月16日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったクリストフォルスに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

3月16日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で古川吉洋騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のキクノサリーレをハナ差振り切って初白星を挙げた。

4月20日、中2週で迎えた8戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはなみずき賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた9戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた10戦目は、3歳500万下（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた11戦目は、3歳500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

9月14日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

10月4日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井学騎手（4戦0勝）。17頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に敗れた。

4歳（2009年）

2月8日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（6戦1勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（7戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

3月28日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

5月2日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（8戦1勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

5月17日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（9戦1勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6月7日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（10戦1勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

8月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

5歳（2010年）

6月13日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（11戦1勝）。18頭立ての15番人気で17番ゲートからスタート。競走中止となった。