メイジグレース（1985年生、母メイジバルドー）

メイジグレース（1985年3月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアローエクスプレス（当時18歳）と交配したメイジバルドーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は合資会社明治牧場。戦績は、中央平地14戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1988年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

飯塚好次厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1988年）

1月6日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は426kg。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

1月24日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

2月14日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

2月29日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた5戦目は、杉浦宏昭騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1800m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったビゼンタカチホに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5月28日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（6戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のケンビューティに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月11日、中1週で迎えた10戦目は、4歳400万下のあじさい賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は杉浦宏昭騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

7月9日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、菅原泰夫騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のほおずき賞（福島芝2400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

7月31日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下の本宮特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

4歳（1989年）

1月20日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は的場均騎手（7戦1勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず3着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。