ウォータートリトン（2003年生、母ダイタクジーニアス）

ウォータートリトン（2003年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋海神ポセイドンの子（ギリシャ神話）」。毛色は鹿毛。種牡馬のダイタクサージャン（当時11歳）と交配したダイタクジーニアスが20歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ファーミングヤナキタ。戦績は、中央平地16戦0勝2着2回、中央障害26戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の障害4歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

鹿戸明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

11月13日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて8着に終わった。

12月17日、中4週で迎えた2戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

3歳（2006年）

1月29日、中5週で迎えた3戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マーベラスチーフにクビ差交わされて2着となった。

2月12日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

3月5日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊地昇吾騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

3月25日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で菊地昇吾騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

4月29日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菊地昇吾騎手（4戦0勝）。17頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、5着を確保した。

5月20日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で菊地昇吾騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で菊地昇吾騎手（6戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて8着に終わった。

9月3日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で菊地昇吾騎手（7戦0勝）。18頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均的なペースで集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて18着に終わった。

9月30日、中3週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で菊地昇吾騎手（8戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

10月29日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で菊地昇吾騎手（9戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

12月10日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐久間寛志騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ローレルエルドラドにクビ差交わされて2着となった。

12月16日、連闘で迎えた14戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

4歳（2007年）

1月21日、中4週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。鞍上は菊地昇吾騎手（10戦0勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた16戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

3月17日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は菊地昇吾騎手（11戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

4月22日、中4週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 小雨）に出走。鞍上は佐久間寛志騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 雨）に出走。鞍上は2戦連続で佐久間寛志騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月10日、中4週で迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐久間寛志騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月1日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg減らして迎えた21戦目は、宇田登志夫騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月30日、中3週で迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 小雨）に出走。鞍上は菊地昇吾騎手（12戦0勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

12月2日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は佐久間寛志騎手（5戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。最後は、勝ったローレルハンバーバからクビ差の2着となった。

12月15日、中1週で迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で佐久間寛志騎手（6戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（2008年）

1月6日、中2週で迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で佐久間寛志騎手（7戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、勝ったオースミダンスインから1馬身半差の2着に敗北した。

2月11日、中4週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。鞍上は菊地昇吾騎手（13戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は佐久間寛志騎手（8戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のラダマンテスに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月15日、中1週で迎えた28戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で佐久間寛志騎手（9戦1勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月23日、連闘で迎えた29戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で佐久間寛志騎手（10戦1勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月5日、約3か月半の休み明けで迎えた30戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で佐久間寛志騎手（11戦1勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデJ・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で佐久間寛志騎手（12戦1勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた32戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐久間寛志騎手（13戦1勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月30日、中2週で迎えた33戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で佐久間寛志騎手（14戦1勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

6歳（2009年）

5月3日、約8か月の休養明けで迎えた34戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は菊地昇吾騎手（14戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。14着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた35戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3285m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（15戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた36戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。鞍上は佐久間寛志騎手（15戦1勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた37戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で佐久間寛志騎手（16戦1勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月9日、中4週で迎えた38戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐久間寛志騎手（17戦1勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月29日、約3か月半の休み明けで迎えた39戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で佐久間寛志騎手（18戦1勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた40戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3900m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐久間寛志騎手（19戦1勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。8着に終わった。

7歳（2010年）

1月9日、中3週で迎えた41戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で佐久間寛志騎手（20戦1勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

2月13日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた42戦目は、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3790m 晴）に出走。鞍上は菊地昇吾騎手（16戦0勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。