フジノアトラス（1991年生、母ジエスターズライル）

フジノアトラス（1991年2月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミルジヨージ（当時16歳）と交配したジエスターズライルが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は船越伸也。戦績は、中央平地14戦1勝、地方10戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1994年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

須貝彦三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

7月17日、デビュー戦は須貝尚介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

3歳（1994年）

2月6日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

2月12日、連闘で迎えた3戦目は、小迫次男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/不良）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は須貝尚介騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

7月23日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、酒井浩騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井浩騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井浩騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルギンガに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月10日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井浩騎手（3戦1勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の桑名特別（中京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井浩騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい9着に終わった。

10月2日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の二見ケ浦特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（4戦0勝）。17頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で須貝尚介騎手（5戦0勝）。18頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

12月17日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で須貝尚介騎手（6戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

4歳（1995年）

11月2日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに20kg増やして迎えた15戦目は、大沢信夫騎手を鞍上に迎えて、一般B2ロ（三条ダート1700m 雨/不良）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた16戦目は、一般B1ロ（三条ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大沢信夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた17戦目は、一般B2イ（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で大沢信夫騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のロングパイオニアに1馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

12月9日、中0週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、福島潟特別（新潟(地)ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で大沢信夫騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5歳（1996年）

1月13日、中4週で馬体重を前走から22kg絞って迎えた19戦目は、木村芳晃騎手を鞍上に迎えて、一般B3-3（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のサガミオーカンに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

1月23日、中0週で迎えた20戦目は、金精峠特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村芳晃騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったブライトライトからクビ差の2着に甘んじた。

5月23日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた21戦目は、鳥居峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村芳晃騎手（2戦1勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。3着を確保した。

6月25日、中4週で迎えた22戦目は、碓氷峠特別（高崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で木村芳晃騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

6歳（1997年）

2月18日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から35kg増やして迎えた23戦目は、一般B3 C1-3（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木村芳晃騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた24戦目は、一般B3 C4（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で木村芳晃騎手（5戦1勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。