リリーヒーロー（2011年生、母ディスイズザライフ）

リリーヒーロー（2011年2月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋英雄」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時14歳）と交配したディスイズザライフが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地5戦0勝2着1回、地方9戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年のこんろんか賞(C1)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、千代田牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、土井孝夫によって1,155万円で落札された。

平田修厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

3月23日、デビュー戦は藤懸貴志騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は522kg。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

7月19日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

10月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したムーントラベラーにクビ差届かず2着に惜敗した。

10月31日、中3週で馬体重を前走からさらに22kg増やして迎えた6戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2四（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったワイエムテイラーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月13日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

12月23日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシャンディロメラに7馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2015年）

1月2日、中0週で迎えた10戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったケンシンハーバーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

1月20日、中2週で迎えた11戦目は、こんろんか賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で木村健騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のサトノジュークを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

2月10日、中2週で迎えた12戦目は、じんちょうげ賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で木村健騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた13戦目は、ひな祭り特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で木村健騎手（7戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた14戦目は、あるめりあ賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で木村健騎手（8戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、4着に終わった。