セトノムーン（2014年生、母セトノレンブランサ）

セトノムーン（2014年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時11歳）と交配したセトノレンブランサが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は新井昭二。戦績は、中央平地6戦0勝、地方13戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2017年のエメラルドメロン特別。

経歴

デビュー前

田島俊明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

8月28日、デビュー戦は伊藤工真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は勢いを失って15着に終わった。

10月23日、中7週で迎えた2戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

12月25日、中8週で迎えた3戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

3歳（2017年）

1月21日、中3週で迎えた4戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

2月13日、中2週で迎えた5戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい10着に終わった。

4月1日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

5月10日、中5週で迎えた7戦目は、3歳戦のフォーチュネイトひなげし特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた8戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦の鮎特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったリワードカルメンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月8日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の土佐あかうし特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のエメラルドメロン特別（高知ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉兼育康騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタツジンソクに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月5日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3-6（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で倉兼育康騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3ハ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で倉兼育康騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて、最後は2着のティアップジェイドを半馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

8月26日、連闘で迎えた14戦目は、3歳戦のカヌーで川下り特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で倉兼育康騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた15戦目は、オミナエシ特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で倉兼育康騎手（7戦2勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月20日、中0週で迎えた16戦目は、一般C3-3（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で倉兼育康騎手（8戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた17戦目は、一般C3 12（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で倉兼育康騎手（9戦2勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

11月18日、中5週で迎えた18戦目は、一般C3-9（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で倉兼育康騎手（10戦2勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

12月20日、中4週で迎えた19戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で倉兼育康騎手（11戦2勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。