ヴィクローザ（2004年生、母ロイヤルタップ）

ヴィクローザ（2004年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「Ｖ＋抑え投手。勝利が近い」。毛色は鹿毛。種牡馬のスクワートルスクワート（当時6歳）と交配したロイヤルタップが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）桑田ファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方24戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の一般C13b。

経歴

デビュー前

1歳のとき、恵比寿興業那須野牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

鹿戸幸治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

12月24日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

3歳（2007年）

5月27日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

6月24日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

11月22日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C28（笠松ダート800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったホワイトララミーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

12月11日、中2週で迎えた5戦目は、山田順一騎手を鞍上に迎えて、一般C24（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。

4歳（2008年）

1月1日、中2週で迎えた6戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、西脇壮洛 2歳記念（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

1月7日、連闘で迎えた7戦目は、一般C28（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた8戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C33（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

2月10日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、祝!中村翼13歳誕生日記念（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた10戦目は、司くんグッバイ退職記念（笠松ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったティービスティーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月9日、中1週で迎えた11戦目は、彩子と洋子の誕生日記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマルヨドトウを豪脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月3日、中3週で迎えた12戦目は、春風特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山田順一騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

4月22日、中2週で迎えた13戦目は、大好きな仔応援しています2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るナリタラベンダーを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月16日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から31kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

11月23日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に終わった。

12月27日、中4週で迎えた16戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず16着に終わった。

5歳（2009年）

2月9日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C24（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた18戦目は、一般C23（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた19戦目は、We Love もりかよ杯（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイコウトップに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3月18日、連闘で迎えた20戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

3月26日、連闘で迎えた21戦目は、大瑤・愛友達100人できるかな（名古屋ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

4月3日、連闘で迎えた22戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマルカネルソンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月29日、中3週で迎えた23戦目は、みにまむテンポ賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（8戦2勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

6月25日、中7週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた24戦目は、一般C9 12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（9戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月3日、連闘で迎えた25戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい6着に敗れた。

7月23日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた27戦目は、高賀の森水杯（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

8月20日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた28戦目は、一般C8b 12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

9月10日、中2週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた29戦目は、一般C13b（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（10戦2勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るローテスイートピーを半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

10月28日、中6週で迎えた30戦目は、神無月特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（11戦3勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。