ビッグサンダー（2007年生、母チーサキー）

ビッグサンダー（2007年5月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「大きい雷」。毛色は栗毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時10歳）と交配したチーサキーが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）岡崎牧場。戦績は、中央平地31戦1勝、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は2010年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、岡崎牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって630万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、魚住啓市によって745.5万円で落札された。

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

7月19日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は496kg。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず9着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを16番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

10月11日、中6週で迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月28日、中3週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず13着に敗れた。

3歳（2010年）

2月13日、中7週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

5月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（4戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のアポロジャスミンをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

6月5日、中4週で迎えた10戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（5戦1勝）。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では決め手に欠いて15着に敗れた。

4歳（2011年）

2月6日、約8か月の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（6戦1勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。

4月13日、中8週で迎えた12戦目は、名古屋チャレンジカップジュピター賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴山雄一騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

5月11日、中3週で迎えた13戦目は、アーバンステージ皐月賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で柴山雄一騎手（8戦1勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

6月12日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で柴山雄一騎手（9戦1勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

7月13日、中3週で迎えた15戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ文月賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

8月21日、中5週で迎えた16戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

10月22日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（10戦1勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

10月30日、連闘で迎えた18戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

5歳（2012年）

1月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は小野寺祐太騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

2月12日、中3週で迎えた20戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

3月17日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

4月15日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山元気騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（11戦1勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

8月19日、約3か月半の休養明けで迎えた25戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

9月15日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた27戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

10月27日、中3週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた29戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

6歳（2013年）

1月19日、中9週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（5戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

5月18日、約4か月の休み明けで迎えた31戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は嶋田純次騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

6月15日、中3週で迎えた32戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（12戦1勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（13戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

7月7日、連闘で迎えた34戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（14戦1勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。