テンジンテンニョ（2008年生、母エンドレスサン）

テンジンテンニョ（2008年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋天女」。毛色は鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時16歳）と交配したエンドレスサンが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）三石橋本牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、中央障害1戦0勝、地方32戦7勝2着5回。主な勝ち鞍は2013年の4歳以上C2 15。

経歴

デビュー前

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

1月8日、デビュー戦は平野優騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は436kg。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

5月21日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい15着に敗れた。

6月5日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は平野優騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた4戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

7月17日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた6戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は平野優騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

10月29日、中9週で迎えた8戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。13着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた9戦目は、フェイスフルブーツ特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は平野優騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

4歳（2012年）

2月19日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 29（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のコウショウシャークに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月11日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上C2 28（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシゲルペイペイに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月7日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上C2 21（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴光騎手（2戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C2-20（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山下貴光騎手（3戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のオリオンザジョケツに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月13日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山下貴光騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山下貴光騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、デルママルチェッラに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月9日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、チャレンジレース（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のシエーナスプレーマに6馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

6月24日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は山下貴光騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

7月28日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴光騎手（8戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダンシングダンサーに6馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

8月16日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下貴光騎手（9戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山下貴光騎手（10戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったタイガープリンセスに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月16日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山下貴光騎手（11戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山下貴光騎手（12戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

11月18日、中6週で迎えた24戦目は、3歳以上C2 21（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で山下貴光騎手（13戦4勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

11月25日、連闘で迎えた25戦目は、3歳以上C2 38（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で山下貴光騎手（14戦4勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた26戦目は、ヤングジョッキーレース（佐賀ダート1400m 雪/稍重）に出走。鞍上は田中直人騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

12月16日、連闘で迎えた27戦目は、3歳以上C2 35（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオテンバレディを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

12月30日、中1週で迎えた28戦目は、仲冬賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（3戦2勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

5歳（2013年）

1月19日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中直人騎手（4戦2勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず3着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた30戦目は、節分賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で田中直人騎手（5戦2勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

3月9日、中4週で迎えた31戦目は、4歳以上C2-20（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中直人騎手（6戦2勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

3月17日、連闘で迎えた32戦目は、4歳以上C2 34（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中直人騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

4月14日、中3週で迎えた33戦目は、4歳以上C2 16（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中直人騎手（8戦2勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田中直人騎手（9戦2勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

5月11日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた35戦目は、チャレンジシリーズ第5戦（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で田中直人騎手（10戦2勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

5月25日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた36戦目は、4歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で田中直人騎手（11戦2勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に終わった。

7月7日、中5週で迎えた37戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、チャレンジシリーズ第14戦（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったイエローラインに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月20日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた38戦目は、4歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中直人騎手（12戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のエクセレントレイに3馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

8月13日、中2週で迎えた39戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（13戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったイエローラインに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

9月8日、中3週で迎えた40戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（14戦3勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアイノホウソクに詰め切れず、1馬身差の2着に敗れた。