タップビューティ（1987年生、母ペネロープ）

タップビューティ（1987年4月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のタツプオンウツド（当時11歳）と交配したペネロープが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ヒノデファーム。戦績は、中央平地16戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1991年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

橋田満厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

5月27日、デビュー戦は須貝尚介騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

6月16日、中2週で迎えた2戦目は、楠孝志騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい15着に終わった。

7月15日、中3週で迎えた3戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は楠孝志騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

8月25日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で楠孝志騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったスリーブルーチップに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

9月8日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で楠孝志騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るシンコウドーターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月22日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で楠孝志騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

4歳（1991年）

2月24日、約5か月の休養明けで迎えた9戦目は、久保敏文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の沖の島特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下の豊後特別（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で久保敏文騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

3月31日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は楠孝志騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

4月27日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた12戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、逃げるリフレシアにハナ差届かず2着となった。

5月4日、連闘で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月11日、連闘で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西園正都騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマルカシンフォニーに1馬身半の差をつけて優勝

7月14日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下のおけさ特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では脚が残っておらず13着に敗れた。