バルバムーシュ（2013年生、母アンフォイルド）

バルバムーシュ（2013年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ローランの歌に登場する馬の名前」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤマックス（当時14歳）と交配したアンフォイルドが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は山下恭茂。主な勝ち鞍は2017年の一般B1二。

経歴

デビュー前

蛯名利弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2016年）

1月16日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

2月28日、中5週で迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず16着に終わった。

4月30日、中8週で迎えた3戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

5月8日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。17頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

6月5日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた5戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、3歳B8（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレッドセバスチャンに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月21日、中1週で迎えた6戦目は、3歳B4（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタケショウヘーレーに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月12日、中2週で迎えた7戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（2戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るシュガーラブを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月19日、連闘で迎えた8戦目は、3歳A2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（3戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したスカイエモーションに半馬身届かず2着に敗北した。

8月2日、中1週で迎えた9戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑野等騎手（4戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

8月30日、中3週で迎えた10戦目は、3歳A2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で桑野等騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

9月13日、中1週で迎えた11戦目は、3歳A3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で桑野等騎手（6戦3勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

10月4日、中2週で迎えた12戦目は、どんどんまつり特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で桑野等騎手（7戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた13戦目は、菊花フェスティバル特別（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で桑野等騎手（8戦3勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた14戦目は、白山白峰温泉まつり特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で桑野等騎手（9戦3勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

12月13日、中5週で迎えた15戦目は、一般C1三（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で桑野等騎手（10戦3勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた16戦目は、佐々木宏幸君生誕記念（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で桑野等騎手（11戦3勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のエイシンマッハに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2017年）

3月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、鈴木太一騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は桑野等騎手（12戦4勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るドナソレイユを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

4月30日、中3週で迎えた19戦目は、一般B2二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（13戦5勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた20戦目は、美川おかえり祭り特別（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（14戦5勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた21戦目は、一般B2二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（15戦5勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るレディームーンを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って勝利をモノにする

6月20日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた22戦目は、一般B1二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑野等騎手（16戦6勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、勝ったオレカーニバルに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月4日、中1週で迎えた23戦目は、道の駅のと千里浜オープニング（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で桑野等騎手（17戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた24戦目は、一般B1二（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で桑野等騎手（18戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルドラグーンをクビ差振り切って優勝

7月30日、中1週で迎えた25戦目は、石崎奉燈祭特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で桑野等騎手（19戦7勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた26戦目は、くりからさん万灯会特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で桑野等騎手（20戦7勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に終わった。

9月12日、中3週で迎えた27戦目は、恋路賞（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で桑野等騎手（21戦7勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた28戦目は、牛まつり特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で桑野等騎手（22戦7勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた29戦目は、ゆうか18歳おめでとう記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で桑野等騎手（23戦7勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた30戦目は、祝!やっし&みゆき結婚記念（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で桑野等騎手（24戦7勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた31戦目は、金沢でもやっちゃうよ☆安田ろろ記念（金沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は14戦連続で桑野等騎手（25戦7勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた32戦目は、一般B1三（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は15戦連続で桑野等騎手（26戦7勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた33戦目は、一般B1二（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は鈴木太一騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた34戦目は、塚本弘隆騎手を鞍上に迎えて、一般B1三（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。