キャンベルアーリー（2013年生、母トレッビアーノ）

キャンベルアーリー（2013年3月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ぶどうの品種名。母名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時10歳）と交配したトレッビアーノが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方12戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2016年の一般C2十三。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,200万円（3万×400口）で一口馬主が募集された。

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2016年）

1月30日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

4月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

7月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

8月17日、中4週で迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトききょう特別（大井ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

9月17日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、南部杯カウントダウン23（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

9月24日、連闘で迎えた6戦目は、一般C2十五（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、ホープトウショウに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月8日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2十三（盛岡ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のサクセスボーイを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

10月23日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

11月6日、中1週で迎えた9戦目は、岩泉町復興応援（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた10戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

11月26日、連闘で迎えた11戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったトウショウシェルに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月5日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

12月25日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小林凌騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

4歳（2017年）

1月2日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったミサキに詰め切れず、約10馬身差の2着となった。

1月8日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は大坪慎騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シャイニーストームにクビ差交わされて2着に甘んじた。