エリアコンプリート（2009年生、母ムカラファ）

エリアコンプリート（2009年2月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「区域を制圧する」。毛色は栗毛。種牡馬のストーミングホーム（当時11歳）と交配したムカラファが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は芳住鉄兵。戦績は、中央平地21戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、芳住革二から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、前田幸治によって315万円で落札された。

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

8月13日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き最後はテイエムアピールと並んで6着同着となった。

12月4日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、I.メンディザバル騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のボーイフレンドに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

12月25日、中2週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

3歳（2012年）

1月15日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

4歳（2013年）

12月7日、約23か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、不撓のガッツで渋太く粘り続けて、最後は2着のシークレットアームに1馬身3/4の差をつけて久々の実戦を制した。

5歳（2014年）

1月19日、中5週で迎えた6戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

2月16日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアイアンテールをクビ差振り切って3勝目を手中に収めた。

3月22日、中4週で迎えた8戦目は、4歳以上1600万下のなにわステークス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったダノンレジェンドに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

10月19日、約7か月の休養明けで迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の藤森ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（4戦2勝）。15頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

11月29日、中5週で迎えた10戦目は、3歳以上1600万下の貴船ステークス（京都ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（5戦2勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に敗れた。

12月21日、中2週で迎えた11戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の仲冬ステークス（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

6歳（2015年）

1月11日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の羅生門ステークス（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

2月14日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上1600万下の銀蹄ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

6月13日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上1600万下の安芸ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（6戦2勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1600万下の花のみちステークス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（7戦2勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

11月1日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上1600万下の渡月橋ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（8戦2勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

11月15日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた17戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の西陣ステークス（京都ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

12月13日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上1600万下の三河ステークス（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は北村友一騎手（9戦2勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

7歳（2016年）

1月10日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の羅生門ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（4戦0勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

8歳（2017年）

1月7日、約12か月の休養明けで迎えた20戦目は、4歳以上1600万下の羅生門ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（5戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

3月4日、中7週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下の播磨ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（6戦0勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。